ご 挨 拶

白石としたか

白石としたか ご挨拶

 日本は急激な少子化、現役世代の減少を原因とする働き手不足、超高齢化、国民負担率(税・保険)の増加による可処分所得(手取り)の減少、円安による資源・物価高など、改革を先送りしてきた戦後政治の結果が、表面化してきております。

第二次ベビーブーム(団塊ジュニア)の出生率の低下による人口減少、医療の発達による超高齢化、1989年に米ソ冷戦が終結しグローバル競争の激化による日本人の所得減少、中国始め当時の発展途上国の台頭。これらは、私が高校3年生であった1993年には一部の有識者が将来を危惧し大改革を唱えておりました。

そして、私は憲法(自由と権利ありきで義務と責任を軽視)が必ず国家財政と精神性を悪化させると20歳になる前から憂慮しておりました。しかし、一部の政治家を除き、党利党略に明け暮れ、一方では敗戦の影響で、アメリカを始め海外には物を言えず。こうした政治家達に日本は任せておけないと憤慨し政治を志しました。

その後、30年が経ちました。危惧していた通りになってしまいました。大学、代議士の書生兼秘書、貿易商社経営、修行僧、市議、県議と経験する中で、日本人としての誇り、世界における日本、国と県、市町の関係など、自分自身の実体験と、先人達の生き方を学びながらあるべき日本の姿を熟考してきました。

政治家とは国民の代弁者であるだけなく、「国家百年の計」というように将来を見据えて国民を先導するものだと考えます。そして、死を恐れず、保身に走らず、変えるべきことは変えることだと考えます。

市議・県議として17年が過ぎました。無所属という一匹狼から始まり、自民党に入党しての下積み、今では県の重要な役職を任される立場になりました。県議では、思いを十分に実現できず忸怩たる思いを抱きながらも、県当局の立場を理解しながら厳しい姿勢で、政策実現に尽力しております。

そして、国会議員の政治と金の問題、国民生活とかけ離れた国会や官僚の姿勢が大変不満であることから、政調会副会長として現場実態に即した意見書を何本も国に提言し、時代に合わせた制度に変更するよう繰り返し強く求めるなど、県議としてできる活動に傾注しております。また、青年局長を任されたことから、青年世代の代表として臆せず厳しく国や県当局に意見を具申する計画です。

私は人生の全てを日本国家のために奉仕したい。故郷を守るためには、国を守らねばなりません。先人達が残した日本人としての誇りを次世代に繋げるため、国のために奉仕するチャンスを必ず掴み取り、先人に恥じぬ生き方で人生を全うする所存です。

栃木県議会議員 白石としたか